2005年12月31日

宮崎哲弥が選ぶ「2005年度・新書大賞」

第5位は、
山内昶『ヒトはなぜペットを食べないか』(文春新書)

食べる対象と愛する対象の線引きの曖昧さをめぐる人類学的考察。

第4位は、
フリードリッヒ・ニーチェ(適菜収・訳)『キリスト教は邪教です!現代語訳「アンチクリスト」』(講談社+α新書)

ニーチェの激越なキリスト教批判の新訳。

第3位は、
内田樹・釈徹宗『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』(本願寺出版社)

世間知に通じた哲学者と理論派僧侶による恰好の仏教入門、親鸞入門。

第2位は、
福岡伸一『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス)

狂牛病(BSE)の病原体の通説(異常プリオン説)に敢然と疑義を呈する。

第1位は、
芹沢一也『狂気と犯罪』(講談社+α新書)

歴史を遡り、執拗に根源的に、狂気と犯罪の意味を問い質す。その試みは、まったく反対側にあると思われている理性や人道の意味をも反照する。
 
posted by 自称評論家M at 02:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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